3月ときどき日記

3月3日。ひなまつり。宅配寿司を食べた。

 

3月16日。サバの棒寿司を食べた。

 

3月21日。春分の日。寿司を食べなかった。

 

3月23日。最終講義。寿司を食べなかった。

 

3月27日。寿司を食べなかった。

 

3月31日。寿司を食べなかった。

 

寿司を食べなかった。

 

寿司を食べなかった。

 

富める者には美味を、貧しい者には空腹を与える。そのような単純な寿司は「幼児の寿司」である。もし寿司がその威徳にふさわしいものであるなら、必ずや「寿司抜きで公正と平安をもたらすことができる存在」へと人間を導いてくれるはずである。スシスシレマサバクタニと嘆きつつ、寿司に従って歩め。

寿司カレンダー

お久しぶりです。そんなに久しぶりでもない?いやー、でも半年近くは経ってるんじゃない?この年になったら一年に一度でも会うことがあればそれは親友ですよ。頻度とか関係ないって。そういうの、大事にしていきたい。あんまり会うのも彼司に悪いかもしんないし。あれ、ってか彼司いるんだっけ?

 

彼司ですか?もちろんいますよ。仕事はトリ貝をやってます。あー、たしかにちょっとマイナーかもしれないですね。派手ではないけど一定数ファンはいるみたいですよ。実はわたしはよくわかってないんですけど。その点大トロさんはすごいですよね、まさに脂が乗ってるっていうか。

 

いやそんなことないって(笑)

まあ脂は出てるのかもしれないけど、俺自身はそんなに気にしてないっていうか。むしろシャリでどうにかしようと努力してる人ってほんとにすごいと思う。真似できないよ。あ、あんきもちゃんのこと悪く言ってるわけじゃないよ!あんきもちゃんはもうさ、シャリとかそういうの関係ないじゃん。実際女の子にはシャリ別にいらないと思うんだよねー。結婚したら軍艦に入ってほしいっていうかさ。まーちょっと個性強いから、寿司屋では避けられることもあるかもだけど、俺はむしろ歓迎かな。危険そうな雰囲気にかえって惹かれるっていうか。大トロとあんきも、個性が強い同士相性よさそうじゃない?(笑)あ、もうネタケース帰る?でもあんきもちゃん明日の朝仕込まれる予定とかないんじゃない?あるとしてもポン酢かけられるだけでしょ。朝まで行けるっしょ(笑)

 

っていうくらい、大トロはくどいかなーって思うことあります。あんきもは痛風に悪いのでおいしそうでも我慢だよ。

寿司密室

寿司マフィア。寿司マフィン。寿司マクガフィン。寿司ミッフィー。寿司ミシシッピ。寿司マンソン。寿司マッサー。寿司マザファッカー。寿司マザー。寿司マッシュ。寿司マゾ。

今回は寿司密室についての話である。

世の中には二人の人物が放り込まれ、どうにかならないと出られない部屋というものが存在するらしい。人類は進化の果てに、肥沃な土地ではなく閉ざされた小部屋を求めるようになった。だが結局は拡大再生産に尽きる。尽きると見せかけて実はそのプロセスに永遠が詰まっていたりする。

寿司密室もそうだ。そこでは、寿司を食べるまで外に出ることができない。だが、外に出てどうなるものでもない。というよりも、実際に外について考えられることはほぼない。なぜならそこに寿司がないから。寿司のない世界にも何かの意味がきっとあって——という風に考えの軸を移していくことになるわけだ。

誰もが寿司密室に生きている。その解を見つけられた人間はほとんどいないし、寿司密室のことを知らずに幽閉されているケースも多い。ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアは、寿司密室を発見した先駆的な人物であった。ペソアは書いている。「海に人格はない/米粒とバカリャウは網膜と一体化し/われわれの外の世界を映すことはない/無数に分裂していくなかで/互いが出会うその時までは」。

ペソアの詩は、人格の問いのなかに寿司密室に対する答えのひとつが潜んでいることを教えてくれる。だが当然ながらそのことを知るだけでは不十分で、実践が不可欠である。密室ごと逍遥するような、変化を恐れない姿勢が求められている。

須子町グルメ

島根県益田市須子町についての情報は多くない。191号線沿いにある地元の寿司屋さん。市内の繁華街から外れた場所にあります。市内に寿司屋がたくさんあるわけでもないので、選択肢としては、すぐに挙がってくるお店だとは思います。個人的にいいなと感じるのは、魚の質と値段のバランスがいい事です。そういう意味では安心感のあるお店ですし、ついつい食べすぎてしまう...。

島根県益田市須子町についての情報は多くない。現在、店は老朽化しており、看板は錆びて文字もまともに読めません。初見には営業してるかどうかの判断がつかないかもしれませんが、しっかり営業しています。(店内はまあまあ綺麗に保たれている)入ると、おばちゃんが優しく迎えてくれますよ。ただ、11:30〜14:00のお昼だけの営業なので、タイミングを逃すと食べる機会を逃してしまうでしょうね。

島根県益田市須子町についての情報は多くない。越の人麿は、栗とこしあんが詰まった一口饅頭。オーソドックな和菓子の割には、包み紙がやけにカラフル(赤・緑・紫)。包み紙を取ると、中は更にプラスチック包装になっている。饅頭がそれにくっついているので、気を付けて取り出す必要がある。小さい饅頭なので、栗は一欠片しか入っていない。和菓子に分類される。

島根県益田市須子町についての情報は多くない。【コメント】お好み焼きでも、この辺りでは珍しい大阪風。他にも「イカ焼き」や「とんぺい焼き」、「ねぎ焼」もあり楽しみなお店。【味】ふわふわ、しっとりでいい感じです。麺がカリカリの方が好きな人もいますが、あたしは断然しっとり派。肉もイカもふっくらでベストです。ソースは甘口と辛口の二種類あります。【雰囲気】民家を改装して作った店内は、ゆったりとした雰囲気です。掘りごたつタイプの鉄板テーブルなので足も楽々です。【システム】通常のお好み焼き屋さんです。【CP】通常か若干安いぐらいだと思います。

島根県益田市須子町についての情報は、大部分が上記のように欠落している。

 

 

泥の街(カタン)

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業界では最も知られている「カタン」。ダイスの目に対応したタイルから資源を獲得し、自分の開拓地を広げていく、運と交渉と戦略の拡大再生産ゲーム。最初に自分の開拓地を置く場所をふたつ選択する。誰かがダイスを振ってその周りに書いてある数字が出たら、そこに面しているということで資源がもらえるようになる。ダイスはふたつ振るので、もっとも出やすい出目は7、次いで6と8。だが7のタイルはない。そこで多くの人は6か8の周りを開拓しようとする。では7を出すとどうなるか?盗賊コマが動く。自由に動かすことが出来る。たいていは相手の6や8、もしくは多くの資源を産出する場所に置くことになる。盗賊を置かれると、たとえ出目がヒットしても何も資源をもらえなくなり、とても困る。さいわい、もう一度7を出せばいいだけの話ではある。あるいは、騎士カードというものを使うと7を出さなくても盗賊を移動させられる。だが、盗賊を置かれたことで騎士カードが購入できないというケースもある。もっと言うと何もできなくなることがある。そうなるともはや無敵の人である。ボードを物理的にひっくり返すしかない、怒りの日。

教訓としては、可能性をひとつの領域に集中させず、パッとしないところにも分散させることが挙げられる。だがそれで勝てるのか?戦略次第だ、とは言える。長々と書いてきたが何が言いたいかというと、寿司に泥を塗られた。盗賊は大事なものを奪っていきました。寿司です。あとは街と音楽とロードレース。言い換えれば5-6-8-9のタイル。の泥がどうやっても落ちない。拭いとろうとしても何も出てこない。たしかに4-10あたりはそれなりに出る。だがそれなりどまりだ。出てくるのは期待外れの羊肉くらい。木にも麦にも羊にもレンガにも泥がこびりついて、泥の街の完成。

だったら盗賊要素があるゲームをしなければいいんじゃない?となるでしょう。でもそれが自分の選択だったわけ。ただそれが間違っていた可能性はあるよね。たとえばタイルを組むときに、バランスよく並ぶ推奨配置を無視してデタラメな組み合わせにしていたりとか。配置が正しければ、泥が降ってきた時も心構えが違ったかもしれない。検閲の黒のような禍根の泥でなく、北の地獄を走る栄光に満ちた泥だったかもしれない。泥が飛んでくる道。をレースコースにしよう。指がちぎれかけたとしても、ぬかるみで遊ぶ心を忘れないように。 ãstrade bianche 2018ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

岡本かの子 a.k.a. 寿司マフィア

 どんなに人がいても、寿司を作るお祝いの雰囲気があります。簡単に、苦労することなく、すべてが圧倒される。

古い古い普通の寿司バーが、貧しいビジネスのせいで、前世代の所有者はサインと共に引き渡し。新しい幸運の天才のマスターは、元々東京で最高の寿司屋に籍を置いた職人たちにしか状況を確認せずに、寿司の品質を向上させる何らの仕事もしていなかった。

あなた一人一人が好きな場所で座席を取る、寿司種、甘くて甘いもの、酢の寿司で飲むもの、寿司にまっすぐ行くもの。また、寿司を食べた後に鰹節で煮込んだもの、アワビの腸内を煮付けたもの、レギュラーでのみ調理した焼きたまごを買って。トガイオはそれを見て、その顔をしわくちゃにした。

「私は疲れて、そのような悪いもの」

Tayooは学校の遠足で多摩川に行った。春咲小川の停滞を見て、たくさんのファナが泳いで来て、茶葉のような青い水の中に尾鰭を点滅させて、苔の餃子を食べて再び去る。その後、残りの花が集められ、尾鰭が蓄積され。それが来て流れても、変化は人間の意識の目に留まらない、かすかでかすかなもの。同じ魚の中にはいつも同じものがある。

あなた、寿司の寿司、本当にあなたのように。
「どうして来て食べるの?」
「私は好きではないが、食べたくないときでも、寿司を食べるのが私の慰めだ」

人間以前

「このまま炙りサーモンファイアを放てば、あるいは……」

序列7位、最上級の死霊系モンスターであるPh. D.の脅威を前にして、頼れるものは炙りサーモン以外になかった。ここ一番での一発逆転、俺のような二流寿術師がPh. D.の首を取れるとしたらチャンスはそれしかない。酢飯は最高のバランス、握りも完璧、あとは絶妙な炙りテクニックを見せつけるだけ。が、やはりと言うべきか、平静を保つことは叶わなかった。手の震えが止まらない。こぼれ落ちるサーモン。空を切るバーナー。間近に迫るPh. D. の熱風。いや待て、なんだ今のサーモン自ら逃げ出したような動きは。忠誠心ってものはないのか。こんなやつ選ばなければよかった――劫火に焼き尽くされながら、己の愚かさを呪う。生まれ変わるとしたら、サーモンなんて絶対に選ばない。

そうして俺は生まれ変わった。別世界ではなく、同じ世界、元生まれたのと同じ時間へと。と言っても、同一人物というわけでもない。別人として、ただし寿術への適性はそのままに。前世の記憶は人々の中から消えているはずだ。これは以前、ひょんなことから大寿術師であるワサビシャーマンにかけてもらった司法の効果だ。俺は寿司を握り続ける限り、無限に死に戻ることができる。そういう存在として、世界のネタ帳へと書き込まれているのだ。

何度も死に戻ってPh. D. に挑んでいるが、いまだ勝てたことはない。それほどの難敵に、なぜ挑まなければならないのか。その理由は、ワサビシャーマンの司法にある。死に戻る力の代償として、俺はPh. D. を倒すという未来を約束してしまったのだ。序列10位以上の学魔は常人では太刀打ちできないため、こうした司法を利用した戦士たちが他にも何百人と生み出されてきた。中には序列1位のスーパーグローバルダイガクを打倒す強者も出たそうだが、いかんせんこの司法はひとりにつき一体の学魔を設定してしまうため、どれだけの勇者がいようと他の学魔には手が出せない。その一方で自分の担当の学魔が倒された場合、解放されるわけではなく討伐対象が新たに割り振られるという奴隷仕様なのだが……それはともかく。

炙りサーモンはダメだった。あいつは使えない。いやまあ、炙られると熱いし、ちょっと避けちゃう気持ちはわかるけど。それでも学魔のブレスが来てるんだからそこは耐えないとだめでしょ。今回は別の使い寿司を選ぼう。せっかく海峡地方に生まれたことだし、サバあたりがいいかな。派手さはないけど、司法強化に優れた寿司だし、何よりコスパがいい。一撃必殺を求めたのが間違いだった。

また負けた。単純に火力不足。Ph. D.の姿を見た瞬間あきらかに諦めてたよあれ。完全に強化が手抜きだったもの。ほんとに寿司に恵まれない。もうコスパ系はやめよう。そうだな、次はアナゴにしてみよう。アナゴの回復能力で耐え続ければ勝てるんじゃないだろうか。そう思っていた時期がわたしにもありました。今度はアナゴの毒で炎症起こして死んだ。

このあとめちゃくちゃ色んな寿司を試した。防御壁のツブガイ、催眠術のウニ、拳闘術のマグロ、分身術のアマエビ、黒魔術のイカ、硬化術のギョク、変異術のニク、錬金術イクラ、白魔術のマダイ、剣術のサヨリ、浸透圧のハマグリ等々。だがどれもだめだ、毒があったり弱点があったり、あるいは敵前逃亡したりする。途方に暮れた俺は、序列1位を倒した先人である勇者ジロウに教えを請うことにした。

「寿司への愛を、見失っちゃいねえか、あるいは知りもしないのか」

ひとしきり事情を説明すると、そんなことを言われた。ひどく憐れむような目つきである。いったい何が足りないというのか。常に最高の寿司を探し、駆使しようと努めてきたというのに。そもそも敵前逃亡するような奴と一緒に戦ってどうにかできるわけないだろ。

「お前はネタしか見とらん、その下で、握り込もうとする手の中で、どんなシャリが呼吸してるか考えたことがあるか?それぞれの寿司の能力なんざどうでもいいんだよ。寿司をモノ扱いするな。裸の寿司を愛せないやつが、上辺だけ力を借りようってのが間違ってんだ」

俺は……何もかも間違ってたんだな。寿司は勲章じゃない。Trust the Process. ぎゅっと米を握りしめた。