ハイデラバードの夜風

言い伝えによると、その昔ニザーム家には、糖尿病を患っていたために、大好物のマトン・ビリヤーニーを、一日にスプーン2杯だけ食することを侍従医から許されていた藩王がおり、乗せ固められる最大量のビリヤーニーをスプーンに2杯だけ懸命に盛り、とても藩…

TnK

【2018/5/12】 たぬきに遭った。この山でたぬきを見るのは初めてだ。

ビリヤニ太郎

ビリヤニを食べたら「ビリヤニ太郎とか許せねえよな」という声が聞こえてきた。ビリヤニ太郎といえばビリヤニ界では知らない人はいないだろうが、ここはビリヤニ界ではないので説明しておくとビリヤニを日本に定着させようとがんばっている御人だ。なんせビ…

Not for me

焼きマフィアに村を焼かれた。北斗の拳の雑魚キャラをイメージしてもらえばいいと思う。回転寿司の炙りネタの野蛮さをよく示している。もちろん野蛮さを批判したいわけではない。ところでモスクワの寿司屋ではロール寿司を天ぷらのように揚げたものを見かけ…

3月ときどき日記

3月3日。ひなまつり。宅配寿司を食べた。 3月16日。サバの棒寿司を食べた。 3月21日。春分の日。寿司を食べなかった。 3月23日。最終講義。寿司を食べなかった。 3月27日。寿司を食べなかった。 3月31日。寿司を食べなかった。 寿司を食べなかった。 寿司を…

寿司カレンダー

お久しぶりです。そんなに久しぶりでもない?いやー、でも半年近くは経ってるんじゃない?この年になったら一年に一度でも会うことがあればそれは親友ですよ。頻度とか関係ないって。そういうの、大事にしていきたい。あんまり会うのも彼司に悪いかもしんな…

寿司密室

寿司マフィア。寿司マフィン。寿司マクガフィン。寿司ミッフィー。寿司ミシシッピ。寿司マンソン。寿司マッサー。寿司マザファッカー。寿司マザー。寿司マッシュ。寿司マゾ。 今回は寿司密室についての話である。 世の中には二人の人物が放り込まれ、どうに…

須子町グルメ

島根県益田市須子町についての情報は多くない。191号線沿いにある地元の寿司屋さん。市内の繁華街から外れた場所にあります。市内に寿司屋がたくさんあるわけでもないので、選択肢としては、すぐに挙がってくるお店だとは思います。個人的にいいなと感じるの…

泥の街(カタン)

業界では最も知られている「カタン」。ダイスの目に対応したタイルから資源を獲得し、自分の開拓地を広げていく、運と交渉と戦略の拡大再生産ゲーム。最初に自分の開拓地を置く場所をふたつ選択する。誰かがダイスを振ってその周りに書いてある数字が出たら…

岡本かの子 a.k.a. 寿司マフィア

どんなに人がいても、寿司を作るお祝いの雰囲気があります。簡単に、苦労することなく、すべてが圧倒される。 古い古い普通の寿司バーが、貧しいビジネスのせいで、前世代の所有者はサインと共に引き渡し。新しい幸運の天才のマスターは、元々東京で最高の寿…

人間以前

「このまま炙りサーモンファイアを放てば、あるいは……」 序列7位、最上級の死霊系モンスターであるPh. D.の脅威を前にして、頼れるものは炙りサーモン以外になかった。ここ一番での一発逆転、俺のような二流寿術師がPh. D.の首を取れるとしたらチャンスはそ…

八ヶ岳殺人事件

ついに八ヶ岳に来た。念願のボードゲーム合宿である。連休と有給をフルに活用した3泊4日のサークル旅行。いい仲間たちに恵まれたものだ。出発の二日前、八ヶ岳実行委員会を名乗るアドレスから、八ヶ岳旅行自体をゲームにしようというお誘いが来た。知らない…

過去からの刺客

ディクシット 日本語版 出版社/メーカー: ホビージャパン 発売日: 2011/08/26 メディア: おもちゃ&ホビー 購入: 2人 クリック: 6回 この商品を含むブログを見る 高尾山に登って祈り、寿司を食べてカラオケをして肉を食べてビリヤニを食べてボードゲームをし…

モダンアート

モダンアートについて話そう。 絵の話はしない。ボードゲームである。 モダンアート (Modern Art) 日本語版 ボードゲーム 出版社/メーカー: ニューゲームズオーダー メディア: おもちゃ&ホビー この商品を含むブログ (2件) を見る ご存知の方はご存知の通り…

日本寿司振興会

【これまでの研究】 申請者のこれまでの研究は、寿司におけるサーモン偏重主義の批判から始まった。先行研究においてはサーモンを炙る、カルパッチョにするなどのサーモンがメインである前提での多様化が目論まれてきたが、サーモンへの拘泥は全体としての寿…

Digital Devil Sushi Saga

「寿司に噛み付き、屠り、喰らえ」 稲妻のようにこの言葉が脳に憑りついたのはいつのことだったか。それまで意識なんてなかった、と今になって思う。感情も。それは喜ばしいことなのか、悲嘆に暮れるのが正しいのか。いずれにしても寿司を、すなわち同胞を喰…

寿司転生

色々あってトラックに跳ねられた。久々の寿司ランチだと思ってはしゃいでいたのがまずかったか。それにしたってあれはひどい。やりきれない人生にやけになった若者の犯行としか思えない。楽しみにしていた麻布十番の寿司が食べられないなんてどうしてくれる…

復活

僕がロッポンギにあるポールスミスに足を踏み入れると、予想に反してそこに見えたのはいくつかの人影だけだった。全国のスシ・マスターが集まるという話ではなかったのか。もしかすると、はめられたのか。その疑念をかき消すように、入口脇に控えていた緑の…

ポールスミススシ(1)

ポールスミスでスシが振る舞われるという。それもロッポンギで。言うまでもなく、これは歴史的出来事だ。なにせ、僕らは奪われてきたのだから。ロッポンギと言えば過去には繁華街として栄えたが、寿暦28年の敗戦の際にスシ禁止令が議決された場所だ。それ以…

食べログTOP10レビュアー魯山人

東京ほどマグロを食べるところはないだろう。マグロで一番美味いのは、なんといっても青森の大間のマグロである――ということになっている。私の経験においても、これがサイコーである。しかしこの大間のマグロというの、いつでもあるとはいかない。ここ以外…

帝国の寿司

ロンドンに行った。これまでの人生であまり英国に興味を持ってこなかったが、いろいろな場所を回りいろいろなものを見るにつけ、帝国の力に恐れおののくと同時に感じ入るところがあった。大変勉強になったのだが、それはここでは置いておき、寿司の話をしよ…

執筆者の知識を前提にして書かないのはよくないと思い

モスクワにおける寿司の歴史についての抜粋 http://tabloid40.ru/food/culinary-trends/523-istorija-sushi-v-rossii.html ・80年代初頭に「サクラ」という最初の日本料理屋がオープンしたが、もっぱら外国人とソ連のエリートのために営業していた。 ・90年…

寿司マフィアに注意

寿司マフィアについて書こう。 このブログの最初の投稿でも書いたが、寿司ポリスは寿司の正しい在り方を強制しようとする怖い人たちのことである。彼らはテレビなどでも取り上げられることが多いので、比較的よく知られている。一方、寿司マフィアはあまり認…

寿司の回転について

先ほど目が覚めると、寿司になっていた。もちろん以前から寿司のことはよく考えていた。一番好きな料理だったし、寿司についてのブログを立ち上げたこともあった。人に比べてしょっちゅう寿司を食べていた方だっただろう。しかしそれがなぜ、自分が寿司にな…

トルティーヤキンパ

本屋を探していた。塔ではないはずだった。だが結局のところ、雨の中、寿司に吸い寄せられる。地図上には書いてある細道がどうしても見当たらない。おそらくは雨のせいだろう。いつだって多すぎるのに、いつだって何もかも見つけられない。 寿司を除いては。…

瞑想

目を閉じると浮かんでくる塔がある。天高くそびえ立ち、近寄るものすべてを拒絶するあの塔。カフカには城に見えたというかの塔に、どうしてか近づこうと思ってしまった(『変身』と塔の関係は一目瞭然である、それは一貫して不可能性と不条理を巡る問いに我…

ベヒーモス

明日からモスクワ滞在だが、モスクワの寿司についてはだいたい知っているので、取り立てて好奇心は湧かない。だいたい知っているというのがおこがましく、ここ数年の間で変わったモスクワの寿司を探求すべきだと言う声も聞こえるが、なんというか、かっぱ寿…

寿司翼賛画

スターリンが懐へ手を入れているのは社会主義リアリズムそのものなのかそれに対する抵抗なのかーー。その問いについては置いておくとしてひとつ言えるのは、スターリンが外套の内側で(ラスコーリニコフが斧を隠していたように)寿司を握っていたとしたら、…

すすきのの寿司について書く

久しぶりにブログを更新する。寿司を食べたからだ。書きたいと思う寿司を食べたから。書いておきたい、残しておきたい、反芻したい、そんな寿司。 とあるすすきのの寿司屋で出会った。イバラガニの内子。オレンジ色のどろっとした卵である。振り返って書いて…

A.Y.U.

去るという優しさもある。心中するのがベストなわけはない。射幸心は人を殺す。 そんなことを考えず、淡々とただ流れていくものがある。 鮎は味がないと言う人がいる。人生に刺激がないと言う人がいる。 清流。川辺に佇めば近くの家からDIYの音が聞こえてく…